引っ越しなどで、エアコンの配管を移設することはあると思います。

そんなとき、エアコンの配管は再利用できるのか悩んだ人も少なくはないでしょう。

再利用する人もいると聞きますが、はたしてリスクなどはないのでしょうか？

今回は、エアコンの配管は再利用が可能なのかについて紹介します。

エアコンの配管は再利用可能なの？

そもそも、エアコンの配管は再利用可能なのでしょうか？

実際できないという噂もあれば、逆にできるといった噂もあります。

はたして、どちらの意見が正しいのでしょうか？

まずは、エアコンの配管は再利用できるのかについて紹介します。

できることもあれば、できない場合もある

結論からいうと、エアコンの配管を再利用できるかどうかは断言できません。

なぜかというと、業者や現場によって色々変わってくるからです。

業者の中には、エアコンの配管を再利用したいと希望を出しても断る可能性があります。

断る理由として多いのが、大してお金にならないからです。

配管を再利用するならば、こちらが新規の配管代を負担することはあまりありません。

お金にならない以外にも、現場によっては不可能だと断られることもあるそうです。

配管が硬化したりしてしまうと、曲げることは難しくなってきます。

そうなると、曲げるのが難しいと依頼を断られることが多いようです。

エアコンの配管を再利用しない方がよい理由！リスクなど紹介

エアコンの配管を再利用する施工は、業者や現場によってできるかが変わってきます。

ただネットなどで調べてみると、エアコンの配管は再利用しない方がいいという意見がヒットします。

続いて、エアコンの配管を再利用した場合のリスクについて紹介します。

配管は硬化する

エアコンの配管を再利用したリスク1つめは、配管の硬化の問題です。

エアコンは使用すると、冷媒配管が硬化します。

そのため、使い続ければ続けるほど配管は硬化していきます。

硬化した配管を再利用する場合、新しい設置場所に設置できないことも少なくありません。

他にも、綺麗な配管レイアウトが作れずに、見た目が悪くなることもあります。

特に、設置場所を無理に曲げてしまうと、配管が潰れる可能性があるので注意が必要です。

ドレンホースの中は汚れている

エアコンの配管を再利用したリスク2つめは、ドレンホースの問題です。

配管を再利用する場合、大体は電線やドレンホースも再利用します。

ただ、ドレンホースを再利用してしまうといくつかの問題が生じてしまいます。

ドレンホース内の汚れによって、結露水がうまく排出できないのはよく聞く話です。

他にも、ドレンホースから水漏れを起こしたりなど問題は色々とあります。

なので、エアコンの配管を再利用するのであれば、ドレンホースの中が汚れていることは覚えておいた方がいいです。

もしドレンホースが汚れていた場合、ドレンホースも交換しておく必要があります。

ガスの漏れのリスク

エアコンの配管を再利用したリスク3つめは、ガス漏れの危険性です。

配管が壊れて真っ先に出るリスクが、冷媒ガスのガス漏れです。

エアコンは経年劣化によって、配管が劣化していきます。

そのためエアコンを使っていれば、いずれ配管が破損することも少なくありません。

漏れた冷媒ガスは、自然だけでなく人体にも悪影響を及ぼします。

なので、「たかがガス漏れ」と高を括らずに早急に施工する必要があります。

【結論】エアコンの配管は再利用はおすすめしない

エアコンの配管を再利用するのは、リスクがあります。

冷媒ガスが漏れれば人体にも影響するので、大変危険です。

最後に、改めてエアコンの配管を再利用する際のメリットとデメリットについて紹介します。

メリット

エアコンの配管を再利用するメリットは、はっきりいってありません。

配管は経年劣化で破損しますし、地震などで配管が曲がってしまう可能性も少なくはないです。

要はいつ壊れるか分からないものを、使い続けているのと同じです。

しかし、借家や賃貸などでの引っ越しで、賃貸の契約期間が短いのであれば、あまり問題はありません。

なぜなら、2年で引っ越しをするのに、配管の新規取り付けをするのはお金がもったいないからです。

そういったときは、再利用した方が安く済みます。

デメリット

デメリットは既に紹介していますが、中でも配管が曲がってしまうのは大問題です。

硬化した配管を、設置環境の違う場所で再利用すると配管が曲がります。

すると、配管は新しいものに変えるしかありません。

また冷媒ガスが漏れたりすると大変危険なので、配管の再利用はおすすめしません。

まとめ

今回は、エアコンの配管は再利用が可能なのかについて紹介しましたが、参考になったでしょうか？

エアコンの配管は再利用が可能です。

しかしリスクが多いため、できることならエアコンの配管の再利用はおすすめしません。

エアコンの配管の再利用を考えていた方は、ぜひ今回紹介した内容を参考にしてみてくださいね。